Logical of POE

SSFHCプレイヤーの視点とロジック

自作ItemFilterの書き方

Filterが実装された当時から全てフルスクラッチの自作Filterを書いてるんですが、今となっては大分ロストテクノロジーというか書き方を知らない人の方が多いと思うのでアーカイブとして書き残しておきます

特にまだPOE2ではツールも無いので人のテキストぶっこんでる人が大多数だと思うのでこの記事を見れば自分で手直しができるようになる人もいると思います

理解するとシンプルで簡単なので覚えておくと便利だと思います

逆に読んで全くわからん!めんどい!と思ったらもうあきらめましょう

 

POEのFilterはテキスト言語でPOE独自のタグを付けていってルールを作っていきます

日本語名で書けるかは知らないので半角英数字で全て入力していきます

最初のベースを作るのはかなり工数かかるけど理解してると自分で書いたソースコードというかそれを書き換えられるので後々楽です

書き方はPOE1,2基本共通ですが、一部細かい条件のタグがPOE2だとエラー吐かれる場合があったのでちょっと応用きかせないとダメな場合もありえます

 

【基本的な例】

まずはWinのPCに最初から入ってるメモ帳か付箋など何でもいいのでテキストがかける物を開いて書いていきます

まず一つ基本的な例を書いて行ごとに簡単に解説します

 

Show
Class "Stackable Currency"

BaseType "Mirror of kalandra"
SetFontSize 45
SetTextColor 255 0 241 255
SetBorderColor 255 190 0
SetBackgroundColor 0 0 0 255

PlayAlertSound ”POE2.WAV” 300

 

・1行目:Show,Hideのどちらかを書きます。ドロップするアイテムを画面に表示するかしないかの命令文でShowは表示、Hideは非表示にする

・2行目:Class はアイテムの種類を指定するタグ(野菜、飲み物みたいなおおまかなくくり)でダブルクォーテーション内に名前を入れます

・3行目:BaseType は単純なアイテム名を指定します。半角開けて"Chaos Orb"とかで付け足せます

・4行目:SetFontSize_〇〇は表示される文字の大きさの指定でMAXが45です。この行を書かずに指定しない場合は40位の文字のでかさだった気がします

・5行目:SetTextColorは表示されるアイテム名の色をRGBAの数字で色と透明度を指定してます。透明度は指定しないと255の通常のテキストで表示されるのでRGBの数字だけで問題ないです。RGBでググって色確かめてください

・6行目:周りの縁取りの色で5行目と同じ

・7行目:背景色で5行目と同じ

・8行目:アイテムが落ちた時に効果音、カスタム効果音を鳴らす命令文。後ろの数字は音量でMAXが300でゲーム内の設定で調節できるのでMAXでOK

 

凄くシンプルにすると

Show

BaseType "Chaos Orb"

の2行だけでアイテム名を指定さえすればとりあえず表示されます

そこに行数を足して条件を細かく絞ったり、文字やアイコンの表示などをデコって行く感じです

逆にShowをHideにすると表示されなくなりその下に行を付け足してこの条件の物を表示させないという感じになります

 

その他のタグと書き方の例は下記公式に一覧が書いてあります

https://jp.pathofexile.com/item-filter/about

 

自分がよく使うタグは

・Rarity

・Quality

・ItemLevel

・Sockets

この4つと例で説明したそれぞれと組み合わせて9割は書いています

FilterBladeや公式のフッターのItemFIlterから人が書いたテキストが見れるので目を通してみると書き方のバリエーションが分かってくると思います

 

あとはちょい技でゲーム内でアイテムにオンマウスの状態で「Ctrl + C」→テキストかけるところにカーソルもっていき「Ctrl + V」で張り付けるとアイテム情報が見れます

Filter書くときとかにClassとかなんだっけ?とか諸々コピペしたい時に使える小技です

 

【書き方のルールとか】

一番重要でミスると大変な事は上の行から優先で表示&非表示になるので絶対表示させたい物とかは最上行に置くとミスらない

Hideを上の行に置いた場合表示したい物よりも表示させない物の方が優先されてしまうので置く行数を気を付けてください

・大文字小文字、半角開けるのを間違えるとエラー吐きます

・行の頭に#を書くとその行は認識されなくなるので

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#メモったりあとから検索しやすいよう目次作ったり

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な感じで自分で見やすいようにデコる

 

【Fileの導入、置く場所とFileの種類】

ファイルをFilterFileにする必要があります。

やり方は書いたテキストファイルを開いて「File→名前を付けて保存」でFile名を「〇〇.filter」にして保存

 

POE2のルートフォルダにItemFilterもカスタムサウンド用のFileどちらも置きます

普通にインストールしてれば下記の画像の感じで

「ドキュメント>My Games>POE2」になります

この時に種類を確認して下記画像通りFilterファイルと認識されていればOK

後はいつも通りゲーム内のオプションからそのFilterを選択して正しく更新されていればOK

エラーが出た場合 何行目のどのテキストがおかしいみたいなエラー文が出てくるのでFilterのFileをひらいて「Ctrl + G」で行数検索して確認してください。さっき話した小文字大文字やスペルミスの場合がエラーが出る大半の原因です

 

【カスタムサウンドの導入と書き方】

上記の画像で少しふれましたがFileを置く場所は上記の通りです

どのSoundFileが対応してるか把握してない為自分はWAVで突っ込んでます

使いたいSoundFileを入れた状態で最初に書いた例の通り鳴らしたいアイテムに下記の通り行を付け足します

PlayAlertSound ”hirameki.WAV” 100

ダブルクォーテーション内は鳴らしたいFile名を書き一致させます

 

【総括】

ここまでちょい雑な自分の説明を何となく理解できた人は先人達のFilterのテキストとFilterのタグの書き方一覧を見ながら書けばいけると思います

バージョンアップとかでアイテム追加された場合でも工数10分程度ですぐ書けるのと優先度のルールとかが自分で書いているので組み立てやすく応用がききます